ご家族で竹の子堀を楽しみながら、お子様に竹の子や竹についてお話をしてあげてください。
竹は中国原産で孟宗竹が日本に来たのは江戸時代
竹は中国が原産でイネ科の植物です。
竹の種類は500種類以上あるそうですが、竹の子を食用としているのは孟宗竹(モウソウチク)、淡竹(はちく)、真竹(またけ)、根曲がり竹(ねまがりたけ)など限られています。コヤタ農園で竹の子掘りをするのは孟宗竹です。
孟宗竹が日本に入ってきたのは江戸時代だそうです。
芽が出てから10日間が竹の子(?)
竹の子は「筍」と書きますが、これは芽生えてから旬(10日)内が竹の子で、それを過ぎると竹になることを意味しているそうです。
竹の親子の節の数は同じ
竹は地下茎を伸ばし、その地下茎から竹の子が生えてきます。地下茎で結ばれた竹の子は言わばクローンです。太さは竹の子が生えてくるときに地下茎から供給される養分の状況などにより異なりますが、節の数は同じです。
成長する速さは世界一?
竹の子は一日で驚くほど成長します。
供給される養分の状態などで差はありますが、芽が出た直後でも一日に10〜30センチくらい伸びるものがあります。10メートルくらいまで育った頃には一日に1メートル以上伸びることもあるようです。
竹の子はどんどん伸びても太くならない!
竹の子は一気に成長して、あっという間に大人になってしまいます。
夏には一人前の竹になっています。その後は何年たってもそれ以上成長しません。
竹の子がぐんぐん伸びているとき、太さはそのままで伸びてゆきます。そしてそれ以上太くなることもないのです。
竹の寿命は?
竹は10年ほどで枯れてしまいます。でも竹の一生は竹の子が育って竹になり、それが枯れるまでではないようです。
竹は地下茎でつながっていて、新しく生えてくる竹の子も地下茎で結ばれています。地下茎で結ばれた竹たちはひとつの大きな植物(個体)なのです。従って1本の竹は個体の一部と考えるのが妥当なようです。
1本の竹が枯れても、その個体の一生が終わるわけではないのです。では、その一生は・・・?
竹は何十年あるいは何百年かに一度、いっせいに花が咲き、花が咲くと全ての竹が枯れてしまうと言う話を聞いたことがあるのではないでしょうか。じつはこれが竹の一生なのです。花が咲いて実を付け、それから新しい個体が発生し、そして長い年月の後再び花が咲いて実をつけて枯れるのです。竹の寿命は種類や系統によって異なるようですが正確なことはよくわかっていないのです。
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